和尚のひとりごと№1264「第29願 得弁才智願」
和尚のひとりごと№1264「第29願 得弁才智願」
第29願 得弁才智願(とくべんざいちがん)
設我得佛國中菩薩若受讀經法諷誦持說而不得辯才智慧者不取正覺
せつがとくぶつこくちゅうぼさつにゃくじゅどっきょうぼうふじゅじせつにふとくべんざいちえしゃふしゅしょうがく
たとい、われ仏を得んに、国の中の菩薩、もし経法を受読し、諷誦持説して、弁才智慧を得ずんば、正覚をとらじ
【言葉の説明】
経法 経典
諷誦 声を出して読むこと
持説 人のために得こと
【現代語訳】
私が仏となる以上、私の国土の菩薩たちが私の教えを聴いて復唱し、さらに暗唱し、それを理解し解説するに頭脳明にして弁舌軽やかであるようにしよう。 そうならないようであれば、その間、私は仏となるわけにはいかない。
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (注解者 阿満利麿 筑摩書房)